『忘れられた怒り』 今年度初のセンチュリー豊中名曲シリーズ
藤井颯太郎が小説「忘れられた怒り」を書き下ろしたオーケストラ公演が6月11日に行われます。
豊中市立文化芸術センターと日本センチュリー交響楽団が、昨年から共同制作する「新・豊中名曲シリーズ」。 2022年度は、喜・怒・哀・楽をテーマに物語とシンクロする名曲を年間4回シリーズでお届けします。22 年度最初の主題は“怒り”
劇作家の藤井颯太郎から提示した“忘れられた怒り”をテーマにセレクトされた名曲の数々を、現田茂夫さん指揮する日本センチュリー交響楽団と、ピアニスト務川彗悟さんの生演奏でお届けします!
【公演日時】2022年6月11日(土) 15時開演
【出演】指揮:現田 茂夫、ピアノ:務川慧悟
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
【プログラム】
ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編):交響詩 「禿山の一夜」
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 作品30
プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」作品64より
【発売日】
会員先行:2022年2月15日(火)
一般:2022年2月16日(水)
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日本センチュリー交響楽団
大阪府のオーケストラとして1989年に発足し、府民からの公募で大阪センチュリー交響楽団と命名された。2011年に公益財団法人日本センチュリー交響楽団として大阪府から独立し、2019年12月に楽団創立30周年を迎えた。現在は50名のメンバーが在籍し、飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザーを務め、2021年4月より久石譲が首席客演指揮者に就任。
ストーリーテラー・藤井颯太郎
1995年生まれ。2013年、兵庫県立宝塚北高校 演劇科在学中 「幻灯劇場」を旗揚げ。旗揚げに際し18歳の時に書いた戯曲『ミルユメコリオ』で第四回せんだい短編戯曲賞を史上最年少受賞。2017年文化庁文化交流事業の一環で大韓民国演劇祭へ招致され『56db』を製作し、二カ国五都市で上演。ジャポニスム2018 伊藤郁女×森山未來『Is it worth to save us ?』にシナリオで参加し、横浜やパリで上演。近年は、架空のホテルに宿泊しながら観劇する「泊まれる演劇シリーズ」の演出を手掛けたり、NHK連続テレビ小説『おちょやん』に出演するなど、結構頑張っている。
センチュリー豊中名曲シリーズでは、一公演ごとに小説を書き下ろしていく。
小説と「声の展示」
「喜/怒/哀/楽」四つの感情をテーマに藤井が公演タイトルとテーマを考え、オーケストラがテーマに沿って名曲をセレクト。構成されたプログラムの背景や、曲想、作曲家の人生を入れ込みながら藤井が小説を書き下ろしていくというコラボレーション的手法での執筆が行われる。
当日、会場では藤井颯太郎の書き下ろした小説を元に“声の展示”が行われます。
『忘れられた怒り』には幻灯劇場から、俳優の谷 風作と鳩川七海が出演します。
関連企画
『忘れられた怒り』では、関連企画として、指揮者・現田茂夫×劇作家・藤井颯太郎のクロストークが行われました。指揮者と演出家の共通点から始まり、プログラムのセレクトに込められた想いや、小説を書いていくときに考えていること、ウクライナとロシアの情勢まで幅広い話題について対談が行われました。
(近日アーカイブ動画が公開される予定です)
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